
野外活動を安全にたのしく指導するためのノウハウを学ぶ全国野外活動指導者研修会が開催されました
主 催
文部科学省
独立行政法人国立少年自然の家 国立室戸少年自然の家
高知県教育委員会
日本野外活動団体協議会
室戸市
室戸市教育委員会







(財)日本レクリエーション協会は、文部科学省他とともに、5月27日(木)から31日まで、高知県にある室戸少年自然の家で、全国野外活動指導者研修会を開催しました。全国各地より、自然の家や教育行政の職員や、ボランティア指導者など、43名の野外活動指導に関わる幅広い方々が集まりました。
今回の目玉は、海のフィールドを活かしたプログラムです。シュノーケリングとオーシャンカヤックを使って、楽しく水と親しみながら危険の予防と対策を行うプログラムを室戸少年自然の家の指導で行いました。ウエットスーツなどの安全器具を装着して、いろいろな水へのアイスブレイクプログラムを体験し、「水を怖いと思っている子どもを無理なく水に誘う参考になった」「自然とのふれあい方を伝えるノウハウが参考になった」と参加者にも好評でした。
日本レクリエーション協会のほか、日本ユースホステル協会、日本ネイチャーゲーム協会などの団体で構成する野外活動団体協議会は、3日目にそれぞれの団体の専門性を活かしたプログラムを提供しました。日本レクリエーション協会は、ネイチャーゲームによる室戸の自然を感じるプログラムや、ウォークラリーを簡単にしたゲーム「ピースマップ」、誰でも楽しくマウンテンバイクの魅力を味わえるミニ教室を行いました。マウンテンバイクには、高知県在住でマウンテンバイクインストラクターでもあり、レク・インストラクターでもある山本寛さんを講師に迎えました。プログラム全体について、参加者から「普段見落としている自然への気づきを得られて参考になった」、「レクリエーションらしい多彩なメニューで、野外活動プログラムの企画と展開の勉強になった」といった評価をいただきました。
4日目の最終日には、全体の研究協議を行いました。活動領域別のグループに分かれて、野外活動を安全でたのしく取り組むための検討をしました。星野敏男明治大学教授は、「生活の利便化がすすむ中で、野外活動のあり方も変化を求められてきている。より快適で気軽な体験や専門特化した活動を展開するか、原点に戻って不便さの中での非日常的な体験に回帰するべきかの分かれ道にさしかかっている。」とし、「野外活動には外部の専門家をより積極的に活用していくとともに、そうした専門家を育成、発掘、ネットワーク化していくコーディネーターの役割が必要となっている」と講評しました。
来年の開催会場は未定ですが、例年は5月末から6月中旬の時期に開催します。全国の人と情報交換ができ、野外活動分野をたのしく学べる貴重な機会です。皆様の参加をお待ちしています。