財団法人 日本レクリエーション協会/Rec Online

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スポーツ・レクリエーション
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スポーツレクリエーションとは?

健康で笑顔のあふれる暮らしづくり

スポーツは、人生を豊かで充実したものにしてくれます。

身体を動かすことの喜びや爽快感、達成感を味わえ、コミュニケーションづくりや心身の安寧等をもたらしてくれる世界共通の文化です。

生涯を通して、誰でも”PLAY”、”ENJOY”することができる活動。それがスポーツレクリエーションの魅力です。

暮らしの風景〜わたしたちの社会は今〜

21世紀の日本は、社会の様々な分野でこれまでにない新しい課題をかかえ、その解決がせまられることになります。わたしたちは、これまでの経済優先の社会から、精神的な充足感をもたらしてくれる文化的な潤いをもとめる新しいすがたの社会へ変革していかなければなりません。

 今後、ますます進展する情報化そしてグローバル化の中で、人々のかけがえのない生を尊重する視点を育みながら、新しい社会の姿を追求していくことが21世紀のわたしたちの使命となります。一人ひとりの生命が輝く、ヒューマニティ(人間愛)あふれる社会づくりを実現しなければなりません。

(1)超高齢化社会の進展

総人口は、国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、我が国の総人口は2007年の1億2800万人をピークに減少に転じ、2050年には1億50万人となります。 65歳以上の人口の割合は、1995年の15%から2025年には27%、2050年には32%に達します。一方で生産年齢人口の割合は、1995年の70%から2025年には60%、2050年には55%にまで低下するそうです。 経済面では、労働人口の減少、貯蓄率の低下などが進む中、勤労世代の社会保障負担の増加、さらに30兆円をこす医療費の高騰、年金、福祉関係予算の膨張など、大変厳しい情勢にあります。

(2)健康寿命の延伸と生活の質の向上

これまでは、いかに長く生きられるかという平均寿命の長短の価値が重視されてきました。しかし、これからの社会は、真に豊かな長寿社会の達成をめざし、生活の質を重視し、長くなった寿命を健康で自立して暮らすことができること、つまり「健康な長寿」を実現していくことが重要となります。 「いかに長く生きるか」ではなく、「いかに健康的でよりよく生きるか」という理念をかかげ、その実践的方法論の確立を追求していかなければなりません。

(3)遊びの選択肢の多様性と身体活動の減少

近代化とともに、遊びの世界にカラオケやパチンコなどの多様なレジャーが加わりました。さらに、インターネットやコンピュータゲームなどの仮想現実(バーチャルリアリティ)加わり、遊びの選択肢は大きく広がっています。最新の調査では、一年間にスポーツを行わなかった人は、3割にも達しています。遊びが多様に広がる一方で、体を動かす遊びは少なくなっています。 生活の利便化とともに、肥満など生活習慣病が増加しています。日常生活の中で心身のバランスのとれた遊びを楽しむ視点を大切にする視点が求められています。

スポーツ振興の理念〜レクリエーション協会の使命〜

本レクリエーション協会は、遊びが文化創造の根源であるという基本認識のもと、遊びの充実と遊びを通した社会的課題への挑戦し、人々の生き生きとした生活の実現を目指して積極的に運動を展開してきました。 それぞれの時代の要請に応じ、遊びを通して、人々のいきいきとした生活の充実をめざし展開してきたレクリエーション運動。変わることのない交流の喜びと、自己実現への欲求を保障するために、暮らしの変化や新たな社会的課題に挑みながら未来に向けてレクリエーション運動を広げていかなければなりません。

レクリエーション運動の使命

スポーツレクリエーションの個人への働きかけ
〜スポーツ・エンパワメントの達成〜

(1)フィジカルレクリエーションとしてのスポーツ

スポーツは、1.遊戯性(あそび、楽しさ、笑い)2.闘争性(競争、競技)3.技術性(練習、研究)4.社交性(コート内外での交流)の4つから構成されています。 そしてその本質は、プレイ(遊戯)にあります。そして、スポーツが闘争性や技術性よりも、遊戯性や社交性を強調する身体活動(フィジカルレクリエーション)であることが、感性を柔軟で解放的にし、個人の創造性を伸長します。スポーツレクリエーションは、遊び、楽しみの要素を重視し、誰もが参加したくなるスポーツ活動の場を提供します。

(2)自分流のスポーツスタイル

ルールに合わせて競い合う楽しさだけでなく、野山や河川など自然環境に合わせて楽しむことや、体の調子や気分に合わせて表現する楽しさ、仲間との身体的コミュニケーションによって豊かに交流する楽しさなど、自由な楽しみができるのがスポーツのすばらしさです。

固定化されたルールに人の能力をあわせるのではなく、楽しむ人の身体的特性や志向性に応じてルールや遊び方を自由にデザインする。疲れたら休み、自分で目標を定めてマイペースで楽しむ。このような自分流のスポーツスタイルを応援します。

(3)スポーツのライフスタイル化

スポーツを楽しむために、特別な場所や時間をつくるということではなく、日常の生活圏や生活時間のなかにスポーツを楽しめる環境をつくっていくことで、スポーツのライフスタイル化をすすめていきます。職場や家庭の身近な環境でできるフィジカルレクリエーションの普及啓発をすすめ、楽しみとしてライフスタイルにとけ込むスポーツレクリエーション活動の機会やノウハウを提供します。

(4)他の文化的・社会的活動とのセット化

スポーツは、他の文化的な活動や社会的な活動とともに楽しむことで、より深い感動や喜びを提供してくれます。スポーツクラブでのクラブライフの楽しみや、旅行とセットにして遠方の人々と交流すること、チャリティや環境保護などのイベントをクラブの仲間と行うことなど、スポーツ活動以外の活動を楽しむことでより創造的で魅力的なスポーツライフとなります。 スポーツレクリエーションは、福祉レクリエーション、ネイチャーレクリエーション、カルチャーレクリエーションなど、さまざまなレクリエーションとのセットの楽しみを提供します。

スポーツレクリエーションの社会への働きかけ
生涯スポーツ社会の実現

(1)スポーツウエルネス社会への実現

各人が直面する生活課題は、一人ひとり違っています。レクリエーション協会は、スポーツの楽しみ方も一人ひとり個性があると考え、一人ひとりにあったスポーツ支援を行います。一人ひとりのライフスタイルの充実を支援することを通して、健康で活力ある社会づくりを目指します。
 とくに、誰もがスポーツをいきいき楽しめる社会づくりの実現を目指して、身体の障害や知的発達障害を持つ人、加齢による身体機能の低下に直面す人への支援に積極的に取り組みます。

(2)スポーツノーマライゼーションの実現

スポーツの楽しさは、高齢者も若者も、障害者もそうでないものも、人間として誰もが享受できる基本的権利です。それは、プレイだけでなく、ボランティアなどスポーツを支える場面でも同じです。
スポーツを楽しむすべてのシーンで、誰でも仲間となり笑い語り合う姿は人間社会の普通の姿です。スポーツを通じた、身体的、心理的、社会的なバリアフリーを実現し、同じ空間で一緒にプレイをする楽しさと喜びをひろげ、誰もがともにスポーツを共に遊ぶ、共遊社会づくりの実現に取り組みます。

(3)自然環境と融合

自然環境が失われつつある中、スポーツを楽しむことと、自然を保護することが両立するスポーツスタイルを広げていくことが求められています。
環境に負荷をあたえない楽しみ方、そのようなスタイルに適合するスポーツ活動の普及を通して、自然環境とスポーツ活動が融合する社会づくりの実現に取り組みます。

(4)スポーツコミュニティの形成とネットワーク

誰もが参加できるスポーツは、地域住民の新たな連携を促進し、地域コミュニティを形成します。スポーツは、地域住民共通の目標や楽しみとなり、地域への誇りや愛着を育み、一体感や活力を醸成します。
 地域住民がスポーツを通して、そこに存在する一人ひとりがかけがえのない存在であると気づく。スポーツが地域住民のネットワークの共通語として広がっていくスポーツコミュニティづくりをすすめます。

(5)スポーツ文化の再創造

ポーツのすばらしさが最も輝くのは、誰もが参加し、交流する楽しさ、自己を表現する喜び、心身をリフレッシュする心地よさがそこに現れるときです。
レクリエーション協会は、誰もがスポーツの輝きを実感できるよう時代の変化や個人のニーズに応じたスポーツ文化の再創造(リクリエイト)を進めていきます。