"いろはかるた"は、利用者の多くが家族や友達と遊んだ経験もあり、とても取り組みやすい素材です。
従来は、ことわざを読み上げ、それに合った絵札を取るという遊び方ですが、今回は絵札だけを使って、グループで「単語づくり」を楽しむという遊び方をご紹介します。配られた絵札を自由に組み合わせ、仲間と協力して、できるだけたくさんの単語を作ることが目標。ただし、一枚の絵札は一度しか使用できないため、どの絵札と組み合わせるかということがポイントとなり、メンバーがいろいろな組み合わせ方を工夫する過程で、コミュニケーションが生まれやすくなるはずです。単語が出来たときの満足感、また仲間との一体感を味わうことができるこの遊び方を、今回は10名程度、約30分の想定でプログラム化しました。一般的なかるたのルールでは味わえないグループでの楽しさがあります。ぜひお試しください。

札:1枚は6cm×8cm
全96枚
ことわざの解説書付き
かるたの王道といえる48のことわざと絵札は、江戸時代からのかるたの定番です。高齢者にとってはとても懐かしく、さまざまな回想を引き出したり、ことわざについて解説してくれる場面なども生まれることでしょう。
[1] 3グループ(3〜4人)に分かれて行なう。
[2] 絵札をよくまぜ、16枚ずつ3等分し、机の上に置く。
[3] ジャンケンをして、勝った代表者から好きな絵札の山を選んでもらう。
*援助者の視点:B
[4] スタートを合図にゲームを始める。
・1枚のカードは1回のみの使用。
・配られた絵札の字を組み合わせて、2字以上のことばをつくる。
・動詞、名詞、形容詞など、何でもOKとする。
*援助者の視点:A
[5] 5分経過したら終了する。
[6] 出来上がったことばを発表し、得点をつける。
・出来上がったことばひとつに対して1点となる。
・ホワイトボードなどに、記録していくと確認しやすく、
他のグループのことばに関心をもたせることができる。
[7] 結果発表。出来たことばの数で勝敗を決める。
*援助者の視点:B
・各グループに、12枚の絵札を配り、3字以上のことばをつくる。
・ゲームの中盤に各グループに絵札4枚ずつを追加する。
⇒新たに絵札が加わることによってことばができる可能性が生まれる。
※アレンジ[2]へ進む場合には、完成したことばをそのまま使用する。
積極的に参加できない利用者の参加意欲を引き出すためには、(無理のない程度に)その利用者の見せ場をつくることで、参加意識を持たせることが効果的です。そのためには、援助者やサブリーダーは積極的に前向きな言葉をかけ、利用者の行動が変わっていくようなきっかけづくりをしましょう。(例えば、最初に好きな絵札を選んでもらい、それをもとにメンバーで考えるなど。)
グループ活動の中で、個々の発言や行動を引き出しながら、参加意識や仲間との一体感を高めるためには、援助者やサブリーダーが、意識的にグループの応援を促したり、最後はみんなが楽しく終わることができたという気持ちになるような言葉かけをすることです。仲間と協力することによって生まれる喜び、楽しさ、達成感を共有することができ、次回への期待感へとつながるでしょう。例えば、代表者がジャンケンをする時や結果発表の場面で、メンバーに拍手を促したり、3位になってしまったグループへのフォローをするなど。)
※上記の遊び方を工夫し、下記のような展開方法(アレンジ)も考えられます。利用者の状態やプログラムを定期化することを考慮し、 挑戦してみてください。
◆3字以上の組み合わせに挑戦!
◆文章作りに挑戦!
・アレンジ[1]で完成したことばを使う。
・各グループに白紙10枚程度、ペン2本を配る。
・制限時間は10分間。
・ことばをつなぐ際のあいだに入れる動詞、形容詞、助詞、接続詞などを配られた白紙に記する。
濁点などやことばの順序は自由。
(例:<あおそら>、<とんた>、<からす>、の場合は、
<あおぞら>に<からす>が<とんだ>というように文をつくる。)
・できあがった文章を発表し、みんなで鑑賞する。
上記ゲームの、リードの仕方や演出方法について更に詳しく知りたい方は下記をご覧下さい。
隊形と準備、レイアウトなど[PDF]×
導入、進め方について[PDF]×
上記の遊び方の工夫について(アレンジ[1]、アレンジ[2]の詳細[PDF]×
ホームページに掲載して、レク情報を共有したいと思います。
今回紹介したものはほんの一例です。遊び方やルールはお使いいただく方の工夫しだいで広がります。