ニチレクボールはペタンクと同様にサークルの中に立って黄色の標的球に向かって、2チームがそれぞれ赤と青のボールを投げ合いより近づけることによって得点を競うゲームですが、今回はちょっと変わった遊び方をご紹介します。
普通のボールとは違い、適度な重さとやわらかさが魅力! また、真っ直ぐに投げても、中に入っている砂により微妙に変化して転がっていきます。 適度な重さで自然に付加がかかり、上肢、腕のリハビリにもなります。座位も行うことも可能です。
ボウリングと異なるところは、床の得点シートの上にボールが乗れば得点になるという、名付けて<シート・ボウリング(仮)>。
シートが隣り合っているため、どこかに入る確立が高くなります。さらに、1チームごとの対戦なので、後から転がす方は相手のボールを弾いたり、押し出したり、
おはじき感覚で陣地取り(得点取り)が出来ます。少人数から8人位までの方までお楽しみいただけます。
用意するもの:ニチレクボールー赤青各5つ、A4画用紙15枚程度、サークル(なければ転がすスタートの目印になるもの)
下準備:得点シートの作成 得点シートの作成:予めA4紙に、−5,0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,15,20の数を書いておく大きめに太く書くと分かりやすいです。所々に色紙を使用しても目で楽しめます。

チームごとに座ります。得点シートを床にセットし、サークル(投げ始める位置)を決めます。
「こんにちは。今日は皆さんとこのボールを使ってゲームをしていきたいと思います。ちょっとボールに触ってみて下さい。いかがですか? 少し重いですがやわらかいものです。普通のボールと違って、中に砂が入っているので真っ直ぐ転がしても思うように転がらなかったり、 途中で止まってしまったりします。このボールはニチレクボールといいます。さあ、今日は皆さんと<ニチレクボール>を使ってゲームをしてみたいと思います。 それではまず2チームに分かれていただきます。「<○○チーム>の方はこちらに、<△△チーム>の方はこちらに、お近くの椅子をお持ちになり一列に並んでお座りください。 さあ、改めまして、○○チームを赤、△△チームを白でゲームを進めていきたいと思います。
<素朴な疑問> サークル(投げる位置)と得点シートとの距離は?
約2m〜3m位先に、得点シートをセットします。得点シートの数や配置はお好みで。例:近くを8点にするのも、1点にするのも、またマイナス点にするのも自由です。
★ポイント
雰囲気づくり!ボールを転がすときに、「ヨッ!」「そ〜れ!」、「せ〜の!」などの声をかけると勢いがつきます。雰囲気でやる気もわいてきますよ。
「さて2チームに分かれたところで簡単にゲームの進め方をご説明をします。ジャンケンをして先攻後攻を決め、 一組ずつ対戦していきます。お一人5球ずつ投げていただきます。この線(投始ライン)から得点シートに乗るように転がしていただきます。 得点シートに乗らなかったものはアウトになります。ただし、少しくらいのずれならば、後からボールを当てて乗せたり、 また相手のボールに当たって乗るかもしれませんので、チャンスはありますから最後まであきらめないで下さいね。さあ、で頑張ってくださいね。」
<素朴な疑問> 投げ方は?
アンダースローで転がしますが、参加される方が転がしやすい方法でどうぞ。ただし、体位が不安定になることがありますので気を付けて下さい。
「それでは先攻赤チームから始めましょう。お一人目は○○さんです。さあ、トップバッターは緊張しますが、 リラックスして転がしてみましょう。さあ、まずは得点シートに乗るように転がしてみましょう。せーの ヨッ!」…・「5点に乗りました! さあ今度は青チーム△△さん、どうぞ!」 「イチ、二のサ〜ン!…・・ あ〜残念。10点シートに一度乗ったのに、落ちてしまいました。 でも後からぶつけて乗せることもできますからまだ分かりませんよ」さあ、○○さんの2投目「それ〜!…残念。これは外れてしまいました。」 さあ△△さん、先程の10点近くのボールを当てて乗せるか、それとももっと高い得点シートに挑戦するか? △△さんの作戦しだいです。せ〜の」 「見事15点!すごいですね」。<以下省略>
メモ:片マヒの方へのリハビリ効果と注意点
* 片マヒの方は、動きやすい手で行ってもいいですし、動きにくい方の手で、リハビリがわりに無理ぜずに少しずつ動かす感じで進めてみるのも良いでしょう。その場合には上体が不安定にならないように気を付けましょう。(必要であれば後ろから少し腰の位置を支えてもいいでしょう。
* 投げる方の側の少し後ろに待機して、一球ずつ手渡してあげることも大切です。

「それでは、赤チームの○○さんと青チームの△△さんが終わりましたので、一緒に得点を確認していきたいと思います。残念ですがアウトになったボールは取り除きます。
さあ、このボールは得点シートに乗るか乗らないか、微妙ですね〜。どうでしょうか?(参加者の皆さんと確認してみましょう)…
『それはセーフに見えるかな〜』。「それではセーフでいいでしょうか?」(皆さん合意)
「ではこれはセーフになります。それでは集計をしていきましょう。」 <集計する>赤チーム32点!青チームは41点で1組目は青チームが勝ちです。さあ、勝敗ですが、赤青の組みでの勝敗と、総合得点の勝敗の両方がありますから、チームで負けても、高い得点をとっていれば得点優勝になります。最後まで協力して頑張りましょう。
では、続いて2組目の方どうぞ〜。<途中省略:3組、4組、5組と進める>
★ポイント
得点シートに微妙にかかっているボールについてはみんなで確認しましょう。
また、集計は1つ1つ一緒にたしていく方法がいいでしょう。 例:3点と5点では? 8点ですね。8点と6点では?14点ですね。という感じです。
皆さんが投げ終わりましたので、結果をみてみましょう。 赤チームは3組、青チームは2組で、チームでの勝敗は赤チームの勝ち! おめでとうございます。 さあ、続いて総合得点をみてみましょう。赤チームは99点!青チームは131点。総合得点では青チームの勝ちです!双方チーム仲良く引き分けということで無事終了です。
本日はボールを使っての<シート・ボウリング>を体験していただきましたがいかがでしたか?(感想などを伺ってもいいですね)それでは、本日のゲームを終わりたいと思います。皆さんありがとうございました!
すでに相手チームが乗っている得点シートに向かって転がし、押し出すという方法もあります。自分のチームの得点を上げるにはどうしたらよいか? を考えるとゲームもおもしろくなりますよ。でもあまり計算すると自分も乗らなくなりますのでご注意!
★ポイント
(心の声)「せっかく乗せたのに何で私のボールを弾くの?」〜せっかく得点シートに乗ったのに、相手に故意に弾かれてしまった場合、
ゲームなので勝つためには仕方ないとはいえ、いい気持ちがしない方、がっかりする方もいらっしゃます。そんなとき、さりげなく、双方を配慮する言葉かけを忘れないで下さいネ。
★気を付けて
この方法は、一回戦(第一ラウンド)を終了してからがいいでしょう。初回からこの手法を紹介てしまうと楽しくなくなる方もいますので是非一度やってから紹介して下さい。
今回紹介したものほんの一例です。安全確保し、体力的にもあまり無理のない範囲内でプログラムしていただければ遊び方やルールは工夫しだいで広がります。